弓道で使う矢筒の作り方
矢筒を道場に持っていくと初めて見る人に作り方をたまに聞かれるのと自分への備忘録のために矢筒の作り方をもう少し詳しく書いてみる.
以前に「矢筒を作ってみた」という記事を投稿したことがあるが,紐を通す部分が劣化して壊れることがあった.
それも改良したので,そこも含めて書き直すことにする.
ちなみに前作った奴は劣化した外側のエコテープは切り刻んで中身は再利用して作り直した.
(矢筒は一杯あっても使いようがないので,流石にもういらない...)
まず,完成品画像
矢筒の中のパーツ
上蓋の内側に入れている雨どいに蓋をしたところ.
蓋のパーツ
クロックスの素材でも使われている EVA (百円ショップでシートで売っている.)
これをプラバンとコルク板(これも百均)で挟み込む.
円形に切って貼り付ける.矢尻や矢筈が当たる部分はコルクで覆うことをお勧めする.
他のスポンジみたいな発砲ウレタン素材だと矢尻の金属の部分が当たっているところが夏に溶けたりする.(実話)
コルクで斜面を作る.これによって矢を入れるときに引っかからなくなる.
(ここが分からない方が多いみたい.)
この後,紙粘土で覆って滑らかに整える.
矢筒本体の底
エコクラフトで編み上げる
前回の矢筒記事を参考にしてください.
といっても,あんまり書いてないか?
それほど難しくはないんですが,コツとしては二本ずつ巻いていかないと互い違いには巻けません.
やってみると分かります.
縦のテープは4本幅で10本で作ってます.
横のテープは2本幅で.
1本幅だと時間がかかりすぎて大変ですが,頑張れる人は一本でやると良いと思う.
紐を通す金属パーツ(丸カン,手カン)
下が今回の工夫部分の丸カン.
ユザワヤで丸カンの存在を教えてもらったがあいにく在庫なし.
私が購入したものは今探したところなかったので似たようなものを見つけられるアマゾンのページへリンクを張っておく.(当時150円だった.)
下をクリックするとアマゾンへ.
恐らく,同じものだと思う.(前のは安すぎだとは思っていた.)
最後の仕上げ
完成後に塗るのはニスでなく,ラッカーがお勧め(これもダイソー).
一つの矢筒で一本使い切ってしまうぐらいしかないけどちょうどよい.
前の投稿のようにニスを塗ると黄色くなるのでラッカーがよい.
ラッカースプレーを吹き付ける前に丸カン部分にマスキングテープを張る.
全体写真
やっぱりちょっと縦線は歪む...
矢筒の紐は前回と同じで「スエカネ弓具店」で購入