MPD と MPaD, MPoD で快適音楽

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(前々回からの「簡単にいい音で音楽を聴きたい.」の続きです.一応,完結編.)

Linux


話を CuBox に戻す.
参考にしたのは,みみず工房さん.本当に感謝です.

最初は上のサイトで配布されているイメージをそのまま突っ込み動作を確認.(Cubox 最高!のページなどを参考にされると簡単!感謝です.)
そうそう,最初どうやってmicroSDカードを取り出すのか分からなかったが,自分の場合はピンセットでmicroSDカードの突起に引っ掛けて取り出している.(これ,みんな常識なのだろうか?結構最初焦った.)

この時,USBでシリアルコンソールを触れるようにしておくと何かと楽.

問題なく音が出ていたので,改めて自分でも Windows 上に VMWare Player でクロスコンパイル環境を作り,コンパイルしてみた.
(現在は「cubox カーネル3.8+RTPatchのビルド方法」の記事を参考にしたものを入れている.)
それほど問題もなく動いた.

一応,設定だけ備忘録.(※うちの環境.xxx.xxx.xxx.xxx はプロバイダのDNS)
/etc/network/interfaces
# The primary network interface
auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.0.150
netmask 255.255.255.0
gateway 192.168.0.1
dns-nameservers 192.168.0.1 xxx.xxx.xxx.xxx

/etc/resolv.conf
nameserver 192.168.0.1 xxx.xxx.xxx.xxx
nameserver 127.0.0.1
search localdomain

/etc/rc.local (突然,音が鳴り出すとびっくりするので毎回初期化)
/usr/bin/mpc clear

ソースの違いによる音の違いは私には正直分からなかったが,そんなことは気にしない.
ブラボ?!である.

CDの取り込み方


いろいろあってどうしようか悩んだが,結局NASに放り込むのは flac 形式にした.
ただし,バックアップとしては tak 形式にしておいた.これの方がいざという時戻しやすいかなと思ったからである.flac でファイルがバラバラになるより,tak で一つのファイルとしていた方が管理も楽だし.

まず,Exact Audio Copy をダウンロード
さらに,TAK もダウンロード
そして,Exact Audio Copy を立ち上げ,外部エンコードとして TAK を指定する.
Exact Audio Copy でCDから音楽をTAKで取り込む方法を参照.感謝です.

曲目リストはボタン一つでネットから取り込まれ,ジャケット写真が見つからない場合は,適当にネットから探して,画像のドラッグアンドドロップで取り込める.

メニューの「アクション」→「CDイメージをコピーしCUEシートを作成」→「圧縮」でファイル保存すると,tak と cue が出来る.画像ファイルも一緒に作られる.

foobar2000 をダウンロード,インストールしておく.
foobar2000 を立ち上げ, playlist に cue ファイルを放り込む.
アルバムに含まれているファイル全部を選択状態にしたまま,右クリックでメニューを出し,「convert」→「…」 を選択する.
設定画面が現れるので Output format を flac にして,Destination を自分の環境に合わせて設定する.私の場合,Output style and file name formatting は
%album artist%/%album%/[%discnumber%.]%tracknumber%. %title%
としている.これを「flac」などと名前をつけて保存しておく.
ここで一度登録しておけば,次回からは「flac」を選択するだけで変換できる.

MPoD と MPaD


LINN を見に行った時に店員さんが,
「LINN を聴いて『いいなあ』といわれたお客さんはかならず1週間ぐらいしたら,またご来店されて購入されます.」
と不敵な笑みで言っていたが,LINN の良さは音だけでなく,iPad で簡単に操作が出来るところにもある.

だが,しかし Linux で動く MPD にも良いクライアントソフトが存在する.
iPod Touch では,MPoD. iPad では MPaD というソフトがあって,MPaD は有料であるが,それだけの価値はある.(といっても 250円だが.)
(スクリーンショットはリンク先を確認してください.)

これを使うと簡単にアルバムや曲を選べて,自分で好きなプレイリストも作れる.
ジャケットの写真も一緒に確認できるので,とても快適.

どれくらい快適かというと,このシステムを構築してから2ヶ月ぐらいの間にCDを30枚ほど借りに行ったぐらい快適だった.

電源オフの仕方


いきなり切ってもそれほど問題はなさそうな気もするが,やはりちょっと気持ち悪い.そこで iPad や iPodTouch に ssh のクライアントを入れて,電源オフのマクロを登録しておく.
このマクロを起動して電源が切れたことを確認してから,全ての電源を落とすことにした.
具体的には SSH Mobile Free というアプリを入れた.
Site List にサーバーを登録し,Macro List に Site List にいれた Profile を使い,shutdown -h now というコマンドを入れておいて,そのマクロをクリックすれば電源オフに出来る.
これで電源オフにしてから,CuBox の電源を切れば問題ない.