縞黒檀で箸作り

工作
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茶碗や箸は気に入ったものでないと気がすまない性分だ.

20年ぐらい使ってるんじゃないかと思われる黒檀の箸がちょっとボロボロっぽくなって来たので,同じものを探しているが,なかなか見つからない.
また,曲げわっぱ弁当に合う箸箱を先日買ったのだが,今使っている箸は太くて入らないので,それもどうにかしなければと思っていた.

店で売っているものはだいたいウレタンや漆でコーティングしているのだが,なんとなくコーティングしているのは嫌いなのだ.

それでどうしたものかと思っていたが,「ふと,作ってみればいいのではないか?」と思い立ち,「黒檀」を売っているところを探してみた.
いろいろ探していると端材を売っているところがいくつか見つかり,その中でも箸の形に切ってくれているところが見つかったので,そこで購入してみた.

箸用に加工された青黒檀と縞黒檀
箸用に加工された青黒檀と縞黒檀を購入.上が青黒檀.下が縞黒檀.
結果的にこれは大正解.テーパー状になっているので,加工が特にしやすい.
実はもう少し細いともっと良かった.
上の写真をクリックすると購入した店のページが出る.値段も妥当な金額だと思う.

最初は小刀やヤスリで削っていたが,かなり大変なので,途中で下のような治具を作った.
箸加工用治具
あまっていた2×4の木材を使って作った.結果的にはこれで作業がとても楽になった.
上の穴は三角形に掘ってあり,角をとるためのもの.
下の穴は平らに掘ってあり,全体的に削るためのもの.
購入した木片を上において,オービタルサンダーで押し付けて削るというやり方である.
サンドペーパーは40番で大まかに削って,その後,もっと細かい目で削るとうまくいった.


上が現在使っている箸で下が今回作った箸
見ても分かるようにほとんど同じように出来た.

黒竹箸箱(大)
以前に購入した黒竹箸箱にぴったり収まった.


上の箸は手で掴む部分が少しボロボロになっているのが分かると思う.
コーティングしていない箸の場合は,十分乾燥させて使うために二膳ぐらいあったほうがよいみたい.

細めの縞黒檀の箸
こちらは嫁さんが使っている細い箸で上が市販品.下が今回の手作り品.


こちらは木製の箸箱にぴったり収まるサイズで細めに仕上げた.

一応,縞黒檀で加工してみたが,今度はより高級品の青黒檀で作ってみたいと思う.