結局,野菜はどこまで食べられるのか

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農林水産物モニタリング情報がふくしま新発売というサイトで出ていて,非常に分かりやすい.

本当のところ,どれくらい汚染されていると作物は土壌から吸い上げるのか,このページで調査してみた.

土壌からの吸い上げを見たいので,7,8月に限って調べる.
原発に近い浪江町や飯館村などはそもそも情報がないので,それら以外で調べてみることにする.

空間線量の汚染マップは群馬大・早川教授の放射能汚染マップ(最新版の草稿)を参考にさせてもらった.
野菜に限っている.

リンゴ・モモ・イチジク・ネクタリン・スモモなどは数字が出ているが,これは3月末に花が咲いていたり,実が出来ていたものであろうと仮定して,根から吸い上げたものではないと仮定する.
花だけでなく,葉から吸収して実に集まった可能性もある.
実際は来年のものを見てみないとはっきりはしない.

キノコやアユなども数字が出ている.

データを拾ってみる.
数字があるものは出ている中で最大のものを拾ってきている.
全然なかったのはまとめてNDと表示.

場所 空間線量 作物 Cs合計(Bq/kg)
川俣町 2μSv/h ツルムラサキ・シシトウガラシ・ニガウリ・キュウリ・サヤインゲン・ミニトマト・ズッキーニ・ホウレンソウ ND
伊達市 2μSv/h サヤインゲン・メロン・ニガウリ・キュウリ・ナス・ツルムラサキ・ピーマン・エダマメ・ジャガイモ・モロヘイヤ・ミニトマト ND
ミョウガ 10
小麦 72
福島市 2μSv/h モロヘイヤ・ツルムラサキ・エダマメ・サトイモ・ゴボウ・パプリカ・キュウリ・サヤインゲン・ジャガイモ・トウモロコシ・タマネギ・ズッキーニ ND
サツマイモ 27
41
キャベツ 8.1
夏そば 45
小麦 118
ニガウリ 15
二本松市 2μSv/h ネギ・キュウリ・トウガラシ・ナス・ピーマン・サヤインゲン・トマト・ニガウリ・エダマメ・ミニトマト・シシトウガラシ ND
22
小麦 44
六条大麦 78
なたね 390
ジャガイモ 71

小麦,大麦の3月末頃に花が咲いていたと思われる作物は出ている.
そば,なたねも同様の理由か.

ミョウガ,サツマイモ,ジャガイモは地中に出来る作物.
移行係数が高いということか.

あとは福島市でキャベツとニガウリが出ている.これは完全に土壌から吸い上げたものだろう.
この場所の土壌汚染と空間線量が分かれば,より因果関係がはっきりしそうだ.

ちなみに,茨城県も7,8月は野菜類はほとんどNDとなっているが,他の都県等による茨城県産の検査結果でエシャロットが8月に4.5Bq/kgというのがあった.これも地中にできる作物である.

ただし,堺町のナスが7/29に8Bq/kgというのがあった.
県内全市町村における放射線量率測定結果によると堺町の空間線量(8/10)は0.095なので,それほど高くはない.
マップでもホットスポットにもなっていない.ちょっと謎だ.

野菜に関してはほとんど出ていないので,暫定規制値をもっと下げるわけにはいかないのだろうか.
この状態で,まだ検出されている場所はやはり汚染されていると思われるが,上記ページの検出結果を信じれば,場所もそれほど多くはないのだろうから,政府や東電で保障するなり,なんなりできないものか?

また,サツマイモやジャガイモで数字が出ている地域では地上に出来る作物に切り替えればいいのではないか?
切り替えても出るかもしれないが,移行係数は少ないと思うので問題なくなる可能性もある.

果物類や茶などはもう一年様子を見なければ駄目だし,魚はもっと深刻な状態にありそうだ.(新発売のページを見る限りでは.)

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