靖国問題の精神分析 岸田 秀 三浦 雅士

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久しぶりに読んだ岸田秀の本.
靖国問題に関してはさまざまな意見があるが,今まであまり知らなかった.
中国は「戦争を起こしたのは日本の軍国主義で一般の日本人が悪いわけではない.」という論理で友好条約を結んだのに,その軍国主義者を祭った靖国神社に首相が参拝に行ってもらっては困るという論理であることをこの本を読んで初めて知った.
実際,上の論理は10年ほど前に南京大虐殺記念館を訪れたときに最後の出口に書いてあったことだ.
非常に印象に残ったのを覚えている.



しかし,岸田秀の唯幻論はやはり何にでも当てはめられるのか,という感想である.
人間は自分の幻想の世界を客観的に見られるようになって初めて自由に生きることが出来るだろうが,それだと生きる張り合いもなさそうだし,難しいものだ.
達観しなくても,「世の中はまあ,こんなものだ.」と思うことによって,感情の起伏も抑えられるのだろうか.

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