【履修科目偽装問題】について思うこと

この記事は約3分で読めます。

最近,ニュースでよく【履修科目偽装問題】の話が出ているが,私も受験をした者の一人として意見を述べたい.
手短かに言うと,「どうでもいい」だ.
必修の課目を履修してようが,してまいが,「受かる人は受かる.受からない人は受からない.」.
それが本当のところだと思う.
私の時は共通一次の最後の年であったが,理科で傾斜配点という普通に考えるととんでもない救済措置が取られた.
詳しく説明すると,理科の問題のレベルが違っていたので,難しい物理と生物を選択した人にはかさ上げがなされるというものだった.
0点なのに,40点になるとかいう(細かいことは忘れた.)化学を選択した人で30点取った人より,物理で0点を取った人の方が点数が高いという,理解不能な措置であった.
問題を考える側の根本的ミスに対しての責任を取らずに,めちゃくちゃな救済措置でお茶を濁していたわけだ.
私などは物理と化学どちらをやるかは問題を見てから決めようと思っていたわけで,最初の2分ぐらいで化学がどう考えても簡単なのが分かったので,化学を選んだわけである.
当初,「なんじゃ,そりゃ!」と激怒り状態になりかけたが,考えてみると,理科で0点でも50点でも大した違いは無く,理科で50点以下の点数しか取れない人間が他の数学などで高得点など取れるはずもなく,「どうでもいいや」で結局落ち着いた.
これと同様のことが言えると思う.
受かる人というのは,世界史を勉強していても,他の勉強はそれ以上にがんばっているはずである.
ここで文句を言って勉強をしない人というのはもともと勉強してない人,最初から受からない人.
これから,未修の世界史を勉強する人も,それで受験勉強の時間がつぶされることを考え,工夫して勉強しようと考える人が受かる人.
受かる人というのは自分で考えて自分で勉強します.誰の所為にもしません.
受かっても落ちても自分の所為です.
あるブログで私立高校は必修の科目をやらずに受験専用の勉強をしているから,公立よりも受かるとか書いていたけど,この人はあんまり分かっていない.
本当に出来る人というのは勉強しながらも遊んでます.
聞いた話ですが,ある超有名私立高校の人は受験の直前3日間でドラクエを買ってクリアして,そのまま東大の理科III類に入ったりするそうです.
受かるのは当然で誰が一番で入るかを競っているわけです.そういう人が世界史を受けようが,受験に関係ない別の科目を受けてようが,関係ないと思いませんか?
もちろん私立高校だからといって全員が天才というわけではないわけで,言いたいことは「受かる人は計画的に勉強を前もってやっている.」ということ.
強制的に世界史を学ばされるより,興味をもって自分で調べ,いろいろな説に触れれば,日本史でも世界史でも歴史は非常に面白い.
むしろ必修の科目などなくしてしまって,好きに選ばせればよいと思う.
何でもかんでも親や学校や国が口出しをするのはよくない.
自主性に任せなければ結局は身に付かない.
と思う今日この頃です.
自分も一人の親として反省.日々精進.