コンニャクを芋から作ってみた

最終更新日: 公開日: 2010年10月

畑で蒟蒻芋が出来たので掘り返してみるとかなり大きかった.
それで今回,初めてコンニャクを作ってみることにした.

コンニャクの作り方

1kg と 1.7kg の芋が出来たので,これをコンニャクにすることにしたが,そんなに大きな鍋がないので,まず,1k のを 半分の 500g に切って,それで作ってみることにする.
ネットでいろいろ探した挙句,こんにゃくの作り方 高山村公式ページ を参考にさせていただいた.

材料
こんにゃく芋 500g
お湯 2l
炭酸ソーダ 12.5g
ぬるま湯(炭酸ソーダを溶かす) 100cc

まず,炭酸ソーダ,これが見つからない.炭酸ソーダとは炭酸ナトリウム(Na2CO3)のことであり,ネットでは薬局で手に入るとよく書かれているが,実際に探してみるとない.重曹(炭酸水素ナトリウム)は手に入るが,炭酸ナトリウムは簡単には手に入らないのだ.
それで,ちょうど畑にまくように買ってある消石灰を使う方法も考えたのだが,なんとなく,気持ち悪い.不純物も入ってそうだ.
それで,消石灰をそのまま使うのはやめて,重曹を買ってくることにした.炭酸ソーダは重曹を熱すれば出来るのだ.

2NaHCO3→Na2CO3 + CO2 + H2O
この式から,重曹 168g に対して,炭酸ソーダは 106g 出来ることが分かる.
よって,重曹19.8g でだいたい 12.5g の炭酸ソーダが出来る.重曹 20g ほどをフライパンで熱する.
(実際には1kg分まとめて作っておいたので,40g ほどをフライパンで熱した.)

これで炭酸ソーダも用意できたので,先のページの作り方に従って作ってみる.
まず,皮をむいて,芽をとったところ.(この芋が1kgほどある.)
(ゴム手袋か,ビニール袋を手にして作業した方がよい.最初の 500g でそれほど手が痛くならなかったので,次の 500g はそのままやったら,手が痛くてひどいことになった...)

その後,1口サイズに切って,ミキサーにかけたところ.500g でこのぐらいになる.

お湯は多めに入れたほうが楽に出来る.このお湯は2lの中から適当に注いだ.
次にこれを鍋にかけて,残りのお湯を入れる.
明らかに解けていない感じだが,とろ火で根気良くかき混ぜていると次第にトロッとしてくる.


先のページでは「色が白からこんにゃく色に変わり、グツグツいって、糸を引くような粘りが出てきたら火を止める。」と書いてあるのだが,2~30分ほどやっていても一向に糸を引かない.しゃもじですくってもボトッという感じで落ちる.
色も変わってきたのでもういいかと思い,炭酸ソーダを入れたのが,下の写真


しゃもじで素早くかき混ぜていると,次第に固まり始める.
固まったら,切って,もう一度ゆでる.
一回目は別の鍋でゆでたが,二回目は面倒になって,固まった鍋の中で包丁を入れて切り,ちょっとバラバラにしてから,そのまま水を入れてゆでた.これでも大丈夫だった.
とにかく鍋や大きめのボールを3つ4つ使ってしまうことになるので,気をつけましょう.

出来上がり.
500g *2回やると2時間ぐらいかかって,午前中は全部つぶれた感じ.

完成したコンニャク.


コンニャクなので味はしないけど,豚汁に入れてみると今までで食べたことがないぐらい食感がよかった.
とてもおいしかったのである.自分で作ったせいだろうか.
しかし,かき混ぜるのが重労働なので,作ってみようと思っている人は少しだけ覚悟してください.

でも,またコンニャク芋作ろうと思うほどおいしかった.

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