弽(かけ)・弓懸(ゆがけ)の乾燥について

私はいわゆる油っ手なので，少しでも油断するとカケにカビが生える．

(※下の記事を読んで同様なことをしてカケが痛んでも責任は取れませんので自己責任でお願いします．)

弽にカビが生える人へ

黒い点が出来ると取れない．
弓具店の人に取り方を聞いたが「一度出来たら取るのは無理」と言われた．

下ガケを替えまくる

まず，下ガケを山ほど持っていってどんどん替えている．
が，それでも弽まで汗は上がってくる．

カケを二つ用意する

そもそも，下がけだけでなく，カケそのものも複数用意して交代で使っている．

高い弽を使う

よくないのだろうが，「かけがえのない」カケなのに実は三つある．

一つ目はボロボロな上にカビが生えまくり．
二つ目はかなり良い革を使った高めなもの．
三つ目は二つ目になかなか慣れずに引けなくて困った時に買った一つ目と同じ銘柄．

二つ目は革がよいからか，慎重に使っているからか，今のところ，カビは生えていない．

カバンでもそうなのだが，高級な革ってなかなかカビが生えにくいようだ．

やっぱり何でも値段は値段なのだ．

さらに帰ってから乾燥

帰ってきたら，袋から取り出し，開いた状態で拭いてから自然乾燥させるのだが，それでも少しでも油断するとカビは生える．

そんな時に妻が「靴の乾燥機つかったらいいんじゃない」という．

なんじゃ，そりゃ？と思ったが，検索してみると2000～4000円ぐらいで多数あった．

温度があんまり高くなくて，除菌が出来るものを見つけたので試しに買ってみた．

靴乾燥機の新しい使い方

実際に使ってみたところ

カケを挿す前

設定画面

分単位で決められる．
温度は変更できない．42℃．手を当てるとちょっと暖かい程度．

閉じるとこんな感じ．使わない時はこういう状態．

「靴乾燥機」で検索かけると多数出てくる．

ほとんど同じものなんじゃないかと思われるぐらい並んでいる中でレビューを読んで大丈夫そうだと思ったのがこれ．

オゾンでカビは生えなくなるのか？

ちなみに革製品をオゾンを当てて大丈夫かだが，検索すると
カビが生えた靴のクリーニング・補色とオススメのカビ対策
というページが見つかった．
思いっきりオゾンで乾燥しているので大丈夫じゃなかろうか？

あんまり高性能とは思えないのだが，密室で長時間使うのは避けたほうが良いのかもしれない．
オゾン発生中に動植物、食べ物などは、そのままで大丈夫でしょうか？

実は片方はもう，すでにカビが生えている．
なので，もう一つの方のカビが生えなければ成功かなと思っている．

まだ実験中だが，風で乾かすだけでも十分効果はあるはずなので「よし」とする．

ちなみに同じようにやってみて，カケがおかしくなってもクレームは受け付けないので自己責任でお願いします．
本当は温風じゃないほうがよいかもしれない．
ただ高温でない(42℃)ことと時間を短めにすれば問題ないかと勝手に思っている．

こちらもあくまで実験中です．