薄っぺらいのに自信満々な人 榎本 博明
正直,自分も薄っぺらいなあとたびたび思うので本屋で見つけて買ってみた.
気になった部分を拾ってみる.
仕事ができない人は自分が仕事ができないことに気づかない
まさに孫子の兵法である.
己を知らないのはお話にならないということだ.
これは認知能力が低いことが原因らしい.
認知能力が低い人にはメリットばかり説明する一面的説得法がよいとある.
デメリットを説明すると,認知できなくて分からなくなってしまうらしい.
これは思い当たる節がある.怖いことだ.
意識高い系は「仕事できる風」な人
気づいたら自分の話ばかりしている私はかなり危険だと再認識した.
SNSで増幅される同調圧力のストレス
LINE などの SNS にはまっている人はここをよく読んだ方がよい.
一体何のために生きているのか,よく考えたほうが良い.
一人でいるのはカッコ悪いか?
「一人でいるのがカッコ悪いのではなく,一人でいられない方がカッコ悪いのだ.」
昔は一匹狼といって一人でいるのがカッコよかったものだが...
業績目標より学習目標を持つ
業績目標より,学習目標を持てと言っている.
学習目標を持つタイプだと,慣れない仕事でも自信のない仕事でも「これも勉強だ」「よい経験になるはず」と思って積極的にチャレンジして行ける.
業績目標を持つタイプだと,慣れない仕事に対して「失敗するわけにはいかない」「みっとない姿をさらしたくない」といった事故防衛的な思いが頭をもたげ,どうしても逃げの姿勢を取りがちになる.
と,書いてある.
一見そうかなと思いがちだが,ここは難しいなと感じた.
学習目標を持つタイプは逆に使うことより,覚えることに目的がずれて,応用が効かなくなったりすることはないか?
同様に業績目標を持つタイプでも,手段を選ばず業績目標を達成しに行く攻めの姿勢の人もいるはずである.
ただ,業績目標を持つタイプはやっぱり「薄っぺらく」なるんだろうなということは実感として分かる.
創造的な仕事をする人は,一人になる時間を持っている
創造的な仕事をする人は,みんな孤独な時間を持っている.
たえず人と一緒にいると,物事をじっくり考える時間も習慣も失われる.
これは全くその通り.