CuBox のカーネルを 3.8.13 にアップ

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快適に音楽が聴けるのは聴けるのだが,たまに最初にノイズが載ったり,途中で瞬断したりすることがある.

最初は無線で飛ばしていることが原因かなあと思ったが有線でファイルサーバーとCuBoxを繋いでも解消されない.
ということは本体に問題がある.

kernel を 3.8.13 へ

まあ,どうなるかは分からないがバージョンアップしてみることにした.
例によって,みみず工房さんを参考にさせてもらった(というか,ほとんどそのまま).

wget https://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v3.x/linux-3.8.13.tar.xz
wget https://www.kernel.org/pub/linux/kernel/projects/rt/3.8/patch-3.8.13-rt11.patch.bz2

tar Jxvf linux-3.8.13.tar.xz

cd linux-3.8.13

bzcat ../patch-3.8.13-rt11.patch.bz2 | patch -p1

(追記:2013/8/31 rt11からrt15になっている.)

ここから後はみみず工房さんを参照してください.

ドライバもバージョンアップする.

snd-usb-hiface.o の組み込み方(備忘録)

今度は,Voyage MPD 0.9にM2TECH hiFaceのドライバをインストールする方法を参考にさせてもらう.

開発環境でsudo su
apt-get install build-essential
apt-get install git
cd
git clone git://github.com/panicking/snd-usb-asyncaudio.git
cd snd-usb-asyncaudio
vi Makefile
--- Makefile の1行を以下のように変更する ---
KDIR := ../linux-3.8.13
---------------------------------------

make clean
export ARCH=arm
export CROSS_COMPILE=/usr/bin/arm-linux-gnueabihf-
make
make 完了したら,
cd ..
scp -r snd-usb-asyncaudio 192.168.0.xxx:/usr/src
192.168.0.xxx は CuBox のIPアドレス
cubox に root で入って
cd /usr/src/snd-usb-asyncaudio
insmod snd-usb-hiface.ko
lsmod
Module Size Used by
snd_usb_hiface 6590 0

cp snd-usb-hiface.ko /lib/modules/3.8.13-rt11_CuboxAudioRTuned/kernel/lib
depmod -a
sync
reboot

これで音がなれば良し.

前より音は良くなっているように感じられる.(気のせいかもしれない.)

音飛びについて

結論から行くとバージョンアップでは音飛び問題は解決しなかった.
何が原因か探るために一番怪しい音楽ファイルをマウントしているのをやめて同じSDカード上にコピーしてやってみた.
すると全く飛ばなくなったので,マウントが怪しいと踏んだ.

現状では cifs でマウントしていたが,これを nfs に変更.
QNAP は各種管理画面から,「ネットワークサービス」→「NFSサービス」でサービスを有効にした上で, 「共有フォルダ」の設定を行う.読み取り専用でどこからでもアクセスできるようにした.
/etc/fstab は以下のように変更.
192.168.0.yyy:/Multimedia /music nfs ro,soft 0 0(IPアドレス,ディレクトリは各自のNASの環境に合わせる.)

今のところは音飛びがないが,これが原因だったのか??

(追記:6/22)5,6枚のアルバムを再生したところで一度だけ音飛び発生.明らかに頻度は減っている.さてさて...

(追記:8/27)優先度のチューニングを行ってみると,どうやら音飛びは収まったようだ.みみず工房さんの「リアルタイム処理での優先レベルの設定について」を参考に mpd.conf の設定をいじってみた.それでも音飛びしている曲があったが,元のファイルの取り込み時に既に音飛び状態でおかしかったようだ.再度取り込んでみると問題はなくなった.
ということで,音飛び問題は今のところ解決!